なぜ家を造るのですか?
これから家を建てようという方の多くは、「○○風にしたい」「子供部屋を人数分欲しい」
「大きなリビングにソファーを置きたい」「通しの間と広縁を付けたい」
「人とは違う感じに仕上げたい」等々、非常に多くの期待と夢を語ってくれます。
しかし、
「なぜ家を造りたいのですか?」との質問には戸惑う方が多いようです。
当然のことながら、「子供が成長して手狭だ」「もう建てて30年だから」等
それぞれの家族にそれぞれの理由があることは確かです。

では、もっと根本的な部分で住まいとは何なのかを考えて見ましょう。
人にとっての住まいとは、動物にたとえれば「巣」ではないでしょうか。
人間も動物と同じように「巣」を求めるのは本能なのです。
では、人にとっての「巣」に求められることは何でしょうか?
まず第一に外敵や周囲の環境から家族の身を守る事、
第二に安全な環境で子供を作り、育て、暮らし続けること、
この二つが「巣」において絶対に欠かせないものです。

その安全な環境の中で安心して子供を育て、
暮らし続けていくために「家」を作るのではないでしょうか。


家は買うモノじゃない
人は動物とは少し違いますので「巣」の要素だけでは満足できません。
昔から建築物は身分の象徴としての意味合いも多分に持っています。
知らず知らずのうちに、「よそよりもよく見せたい」「隣とはここが違う」
といったことに価値を求めているような気もします。
しかし、根本は「巣」にあるとすれば、もう少し肩の力を抜いて、
今、自分たち家族に必要なものは何かということを
より
シンプルに考えてみてください。
必然的にその家の骨格が浮かんできます。
その上で必要な事柄を少しづつ肉付けしていけばいいのです。
少なくとも、こうした作業は人任せにするのではなく、
自分たちが自分たちのために自分の力で家を造るという意識が大切です。
家は商品として
「買うモノ」ではなく「創るモノ」なのですから。

自身が家づくりの主役になるためには、ある程度の予備知識や、
多くの議論のためのエネルギーが必要になります。
こうした手間の惜しい方には決まりきったプラン集と数種類のグレード設定
のされた量産型住宅の方が手軽で、ある程度の満足が得られるでしょう。
それは、まさに「買い物」。
商品住宅ではないでしょうか?
残念ながら当社では
「商品」をお求めになる方のお力になる事ができません。

あなたは家族のために
「商品」が欲しいのですか?それとも
家族の思いを込め、個性と感性を活かした家族の
「作品」がほしいのですか?
後者のあなたでしたら、下手な駆け引きは必要ありません。
「いい家が欲しいんだ」という家族の真剣で熱い思いを全力でぶつけてください。
私達はそんな家族の力になりたいのです。


情報に溺れるな
今では住宅関連に限らず様々な様々な情報が氾濫しています。
誰もが、その多くの情報の中から必要な情報の取捨選択をする時代です。
住宅に関して言えば商品広告、ローン情報、欠陥工事、コストなど
どれが正しくどれが怪しいのか私たちにも判断しかねる情報が溢れています。
悪質な業者や、詐欺まがいの商品、誇大な効果など価値のない情報も多々あり、
受け手の誰もが、メディアから入ってくる情報の一片を信じて右往左往してしまいます。

情報で溺れそうになったときには地域に密着した私達工務店が力になれます。
地域に根付いた工務店は、作ることに関しては職人気質でプロ意識があるばかりに、
自分を売り込むことに消極的だけれども、良心的な会社がほとんどです。

施主であるあなたと私達が互いに信頼し、共にひとつの目標を定められれば
溢れる情報に流される必要はありません。
いい家を造って欲しいというあなたの願いと、あなたに喜んでもらいたいという
作り手の思いがシンクロした時、そこには
喜びの家づくりが現れます。
だからこそ、私達は作り手の顔の見える家造りを目指しています。
その信頼関係が崩壊したところには必ずトラブルが発生します。
ということは、信頼関係を維持できればほとんどのトラブルを回避できるはず。
しかし、信頼はタダでは維持できません。どちらが上というものでもありません。
互いを理解し敬う気持ちがあってこその信頼だと思います。

あなたの家を造るのは職人という人間です。信頼し、おだててやれば
必要以上の力を発揮してあなたのために力を尽くす人種です。
私達職人はあなたの喜ぶ顔が何よりの報酬なのです。
喜びの家づくりは皆が幸せになれる感動の家づくりなのです。